投資のイロハ

投資を始めるにあたって知識を持っておくことはとても大切ですが、難しいことばかりでなく、投資のイロハ、基本的なことからまず押さえていきましょう。あまり難しく考えずにご覧ください。

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投資とは

投資と聞いて、一般的に思い浮かべられる事は「ハイリスク・ハイリターン」や「ギャンブルに近いもの」といったネガティブなイメージが付きまとうものです。しかし、投資活動は紀元前の時代から脈々と受け継がれ、発展してきた人類の活動の1部です。「目には目を、歯には歯を」で有名なハンムラビ法典にも、投資に関する法が存在するほどで、人々の活動と発展に欠くべからざるものと言えます。

現代では、投資=お金儲けという印象が強いものですが、その本質は「生産力を大きくする」という点にあります。この為、実際には様々な事例が挙げられるものです。例えば、日本の歴史で言えば遣唐使のような外交活動に投じた資金も、国をより良く発展させる為の投資活動と言えるでしょう。今も人気が高い巨大な戦艦の数々も、海上優勢を盤石にして勢力圏を維持・拡大する為の活動でした。現代の例では、教育も生徒の人生を発展させ、ひいては地域や国を発展させる為の活動です。

このように、投資を行う事により様々な活動が活発になり、物事が拡大発展していきます。例えば、株式に資金を投じると、資金を調達できた企業は新しい設備を購入したり、商品開発を積極的に行えたりと、活動の資金源として運用する事ができます。そうして得られたより大きな利益を、資金を投じてくれた方々に配分する。配分された資金を更に新しく投じるという循環により、資金を調達した企業が更に拡大発展していくという好循環が生じるのです。

ただし、必ずしも投資による成果が得られるとは限りません。事業の失敗や、事件の発生等、思わぬ形で資金を投じた先が躓いてしまう事もあるからです。これは関係者にとっては悲劇そのものですが、それ以外の人々の拡大発展への渇望を消し去るものではありません。人類は拡大発展への飽くなき欲求があります。その欲求の表れである様々な事業と、事業に対する期待が投資という活動に繋がっているのです。

投資先の選定とは

投資は資金を投じる先を選ばなければ始まりません。例えば、株式投資ならどの銘柄の株を購入するか選ぶ事になります。各証券会社が取り扱っている銘柄の数は非常に多く、それらを1つ1つチェックしていくのは、個人投資家には難しいものです。ただし、個人で資産運用をしている方には、プロのトレーダーやファンド等がまだ目を付けていない、掘り出し物のような銘柄を探し出す事もできるものです。こうした投資先の選定を上手くできるようになれば、利益を上げやすい自分なりのパターンを作っていけるでしょう。

掘り出し物の銘柄を探すには、成長を続ける有望な企業を探し出す事が重要です。難しいようですが、これを効率良く行う方法がありますので、選定に役立てましょう。不景気が叫ばれる中で、成長を続けている企業があるのかと疑問に思うかもしれません。しかし、株式市場に上場している数千社の中には、過小評価されている株式が存在するものです。この過小評価をされている株式を上手く探し出して購入し、株価が高まった時に売却する。このように、本来の価値とのギャップがある銘柄を選定するのが有効です。

具体的な方法としては、会社の資料を精査する事が大切になります。例えば、決算書を見てみましょう。一見、難しい事が書かれているように思えるものですが、コツを掴めば会社の安全性や成長性を読み取り、企業活動の能力の高さを把握し、利益が順調に伸びているかわかります。資金を効率良く動かし少ない資金を有効活用しているかや、株価が過小評価されているか等も、理論的に検証する事もできますから、決算書のチェックは株式投資で利益を生み出す近道が記してあるナビゲーションのようなものです。

決算書を読み解いて、信頼できる調子の良い企業であるとわかれば、投資先として有望であると判断できます。こうした活動にはネット証券の検索やリサーチ機能による絞り込みが大きな助けになるでしょう。

投資方法の選定とは

投資には様々な方法があり、同じ物に資金を投じるのでも、やり方が異なる場合があります。例えば、金投資を行う際は、金の売買で色々な方法が利用できるものです。

例えば、毎月少しずつこつこつ金を購入していきたいと考えている方には、純金積み立てを利用した資金運用があります。比較的少額から始める事ができて、購入した金は業者が厳重に保管してくれます。ある程度積み立てが済んだら現金化したり、アクセサリーやジュエリー等の工芸品と等価交換をしたりと、様々な形で利用できます。

より積極的に売買を進めたい方には、金ETFという投資信託を利用する方法があります。既に証券会社と契約を結んでいる方は、他の株式投資と同様の手続きで購入できるものです。金ETFは金運用のプロに資金を投じて、その運用益を配当してもらったり、銘柄の株価が高まった時に売却したりできるもので、金投資としては間接的な形になるものです。株式投資を行っている方にとっては、純金積み立てよりも、利用しやすいものでしょう。

どうしても現物が手元にないと落ち着かない、という方には、店舗購入の方法があります。店舗で販売されている金貨やインゴット、金製品等を購入して、現物として保有しながら値上がりを待ち、売却するという流れが基本になる方法です。現物が手元にある分、手に触れにくい純金積み立てや、形のない金ETFと異なる形で運用する事になります。

なお、金貨の形で購入した場合は、取り扱いや保管に注意が必要です。金貨はレリーフにも価値が認められているもので、傷を付けたり歪めたりして金貨としての価値が損なわれると、単純な純金の塊としての価値しかなくなってしまいます。また、売却先を選択する時は、できるだけ高く売却できる買取店を探す事が重要です。買取店によって買取価格は大きく異なり、極端な例では相場の数分の一という低価格で設定している事もあるので気を付けましょう。